ホームページ(HP)やランディングページ(LP)の制作を検討する際、多くの方が期待するのが「検索順位が上がって、問い合わせが増えること」ではないでしょうか。
しかし、ここで非常に重要なお話をさせてください。
今の時代、「ホームページを作ってGoogle検索(SEO)の順位を上げる」だけでは、Web集客としては不十分です。
なぜなら、現代のユーザーがお店やサービスを探す手段が多様化しており、皆さまの「本当の目的」によって打つべき対策が全く変わってくるからです。
たとえば、皆さまが「SEO対策で実現したい」と思っていることは、実は別の対策かもしれません。
- 「仙台の〇〇」と地域で探す人を集めたい→→→
必要なのはSEOではなく、Googleマップで上位表示させる MEO対策 です。 - 「おすすめの〇〇会社を教えて」とAIに相談する人に選ばれたい→→→
必要なのは従来のSEOではなく、ChatGPTなどに自社を推薦させる LLMO/GEO(AI検索対策) です。 - Google検索をした時、一番上に出てくる「AIの回答」に自社の情報を載せたい→→→
ここで必要になるのが、GoogleのAI概要枠に引用させるための AIO(AI Overviews)対策 です。 - 「〇〇の選び方・失敗しない方法」をじっくり調べている人を集めたい→→→
ここで初めて、ブログなどを活用して悩みに答える本来の SEO(検索エンジン最適化) が必要になります。
これからのWeb集客は、これらの多様な経路を押さえていく必要があります。
とはいえ、すべての土台となるのはやはり自社サイトの基盤です。
今回は、Web制作を控えている企業様が絶対に知っておくべき「SEOの真実」について、ウェブ解析士の視点からお話しします。
勘違い①:「立派なサイトを作れば、自然と検索順位は上がる」
Web制作の現場で最もよくある誤解が、「高いお金をかけて綺麗で立派なホームページを作れば、Googleが評価してくれて勝手に人が集まってくる」というものです。
残念ながら、箱(サイト)を作っただけでは順位は上がりません。
さらに残酷な現実をお伝えすると、今のGoogle検索は「とりあえずホームページを作ってSEO対策をすれば、1ページ目の一番上に表示されてクリックされる」というほど甘いものではなくなりました。
今、スマートフォンでGoogle検索をしてみてください。
画面の一番上に出てくるのは、自然検索(SEO)の1位のサイトではありません。
まずAIが自動で答える「AIO(AIによる概要)」が表示され、次に「マップ(MEO)」やお金を払って出している「広告」が画面を埋め尽くします。
昔なら一番上だったはずのSEOの1位のサイトは、何度もスクロールしないと見えない位置に追いやられていることが普通になってきました。
例えるなら、ホームページを作るというのは「砂漠のど真ん中に、すごく綺麗なお店を建てること」と同じです。 どんなに外観がオシャレでも、商品が魅力的でも、そこに「道」が通っていなければ誰もお店の存在に気づけません。
SEO(検索エンジン最適化)とは、ユーザーの悩み(検索意図)に答える有益な情報を発信し続け、少しずつ砂漠に「道」を切り拓き、さらにSNSやAI、マップなど複数の「道を増やす」作業のことです。 つまり、「ユーザーの悩みを分析し、それに沿ったブログ記事などを継続的に投稿してサイトを育てていくこと」です。 デザインやシステム構築(箱作り)と、集客(道作り)は、全く別の工程なのです。
勘違い②:「SEO対策込み」なら何もしなくていい?
ホームページ制作の料金プランに「SEO対策込み」と書かれていると、「SEO対策込みだから、これで完璧なサイトになる!集客もバッチリだ!」と安心してしまうかもしれません。
しかし、実は「SEO」という言葉が指す範囲は非常に広く、細かく分ければ数十種類以上もの多岐にわたる施策が存在します。 例えば、代表的なものだけでも以下のように分類されます。
- 内部SEO(検索エンジンに理解されやすいサイト作り)
タイトルやメタ設定、見出し構造の最適化、スマホ対応、表示速度改善など - テクニカルSEO(中〜大規模サイト向けの専門的な技術設定)
- コンテンツSEO(ユーザーの悩みに答える記事作り)
キーワード選定、ブログ戦略、サービスページの文章改善など - SEO分析と改善提案(LPO)
検索順位計測、アクセス解析、ボタン配置や導線の改善など
これらすべてを完璧にカバーしようとすると、莫大な費用と時間がかかります。 そのため、A社は「内部SEOのタイトル設定だけ」でSEO対策込みと言い、B社は「コンテンツSEOから毎月の改善」まで含めてSEO対策と呼ぶなど、制作会社によって対応してくれる領域は全く異なります。
中小企業やローカル店舗の集客においては、大企業向けの専門的な技術設定にこだわるよりも、「成果(問い合わせ)に直結する施策に絞って、泥臭く運用すること」が何より重要です。
そこで、依頼前に必ず確認しておきたい「標準装備」と、集客の明暗を分ける「運用・改善」の2つに分けて整理しました。
制作時に最低限確認したい「標準装備(内部SEO・初期設定)」
- タイトルや説明文の設定: 狙いたいキーワードをシステムに適切に入力する
- 正しいコーディング: H1、H2などの見出しルールに沿って、整理された構造で作る
- スマホ対応(レスポンシブ): どの端末からでも見やすくする
- 表示速度の改善: 画像を軽量化し、システム(Googleのロボット)が読み込みやすくする
これらは「マイナスをゼロにする」ための必須条件であり、家や車でいう標準スペックのようなものです。
Towards Tomorrowをはじめ、優良な制作会社であれば基本として組み込んでいる設定ですが、これだけで競合を出し抜いて検索1位になれるわけではありません。
本当に順位を上げ、問い合わせを増やすために必要なのは、標準装備の先にある「集客・運用」の領域です。
集客の明暗を分ける「運用・改善(コンテンツSEO・LPO)」
- 戦略立案: 競合サイトを分析し、自社が勝てるキーワード戦略を立てる
- ヒアリングによる言語化と原稿作成: お客様が持っている専門知識や現場の情報をヒアリングで整理し、検索ユーザーが理解しやすく、問い合わせにつながる原稿へ再構成します。
- 公開後のデータ分析と改善(LPO): ツール(GA4やSearch Console)で数値を計測し、反応を見ながら定期的にボタンの配置や原稿をリライト(改善)する
「標準装備(初期設定)」は、Webサイトをインターネット上に存在させるための必須の土台として、非常に大切で不可欠なものです。
しかし、「SEO対策=集客」を望んでいるのであれば、標準装備だけではあなたの求めている結果(問い合わせの増加)には繋がらない可能性が高いのです。大切なのは、事前に目的に合ったプランを選ぶことです。
そして、ここでウェブ解析士として一番お伝えしたい重要な事実があります。
検索順位が1位でも、問い合わせが増えるとは限りません。
逆に3位や5位でも、「問い合わせしたくなるページ」になっていれば成果は十分に出ます。
SEOは単に順位を競うゲームではなく、最終的な目的である問い合わせや売上につなげるための手段なのです。
勘違い③:「SEO保守」はただの管理費(コスト)?
サイト公開後、「SEO保守・運用サポート」という項目に月額費用がかかると知って、「ただシステムを維持するだけなのに高すぎる」と感じる方も少なくありません。
もしその保守が「サーバーが落ちないように見守るだけ」の警備員のような役割であれば、確かに高いかもしれません。
しかし、私たちTowards Tomorrowが提供する伴走型のSEO保守は、意味合いが全く異なります。
データを分析し、仮説を立て、原稿を修正し、コンバージョン(問い合わせ)の確率を少しずつ高めていく作業。公開後も改善を続けることで、ホームページが「24時間働き続ける営業担当」のような役割を担ってくれます。
SEO保守は、単なる維持費(コスト)ではなく、将来の売上を自動で作ってくれる体制への投資なのです。
まとめ
「ホームページは作ったけれど、全く問い合わせが来ない」 私たちは、そんな悩みを抱える企業様をたくさん見てきました。その原因の多くはデザインではなく、今回お伝えしたような「SEOに対する勘違い」と、公開後に「道」を作る運用フェーズが抜け落ちてしまっているからです。
ただ綺麗な箱(ホームページ)を作って「標準装備」のSEO設定をしただけでは、集客はできません。
本当に必要なのは、自社に必要な対策(MEOやLLMOなど)を正しく見極め、ターゲットの悩みに寄り添う情報を発信し続ける「運用・改善」のプロセスです。
Towards Tomorrowでは、綺麗な箱を作って終わりにするような制作は行いません。
客観的なデータと論理的思考を得意とする「ウェブ解析士」の視点から、お客様の複雑なビジネスの強みを丁寧に情報整理し、売れる原稿を作成します。そして公開後も、一緒にデータを睨みながら、あなたのホームページを「24時間働き続ける優秀なWeb営業マン」へと育成していきます。
「これからWeb制作を考えているが、集客の仕組みづくりから相談したい」 「自作してみたが、一向に成果が出ない」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、情報整理からサポートできる弊社の無料相談をご活用ください。
「SEOをやればいいと思っていたけれど、自社に必要なのは別の対策だった」 そんな気づきを得られるだけでも、制作会社選びで失敗する可能性は大きく減ります。
「すでにアクセスはあるのに問い合わせが来ない」とお悩みの場合は、SEOではなくサイト内部の導線に問題がある可能性があります。詳しくは以下の記事をご参照ください。
▶ アクセスはあるのに問い合わせが来ない理由|導線・CTA・フォーム設計の改善ポイント
まずは無料相談へ
「自分のビジネスにはどんなページが合っているか分からない」
「費用感だけまず知りたい」
そのような段階でもまったく問題ありません。まずは現状のお悩みを聞かせてください。
不要な高額プランを押し付けるようなことは一切いたしません。
伝わるLPを、
一緒に育てていきませんか?
※どんな業種でも大丈夫です。
方向性から一緒に整理します。
この記事の著者
Towards Tomorrow 代表
ウェブ解析士 /エキスパート・ファスティングマイスター/健康美容食育士2級(Advance)
「伝わりづらいサービスを“伝わる形”に」をモットーに、中小企業や個人事業主の皆様の「想いの言語化」から伴走するWeb集客支援を行っている。
お客様の想いを汲み取る丁寧なヒアリングを信条とし、現在はウェブ解析の知見を取り入れた『根拠のあるサイト作り』に邁進中。公開後もお客様と共に歩み、改善を重ねていく誠実な伴走支援を目指しています。

加藤 剛
Tsuyoshi Kato
